檜竹工房のこだわり

檜竹工房の家づくり

阪神ラス工業は、社名に「ラス」という言葉が入っているように、ラス工事を本業とする会社です。ラス工事事業でも同じですが、阪神ラス工業は本当に良いもの、納得のいくものを作りたいというポリシーを持っています。檜竹工房は、そのポリシーを注文住宅でも実現するために誕生したプロジェクトです。
ここでは、檜竹工房の家づくりについて、そのポリシーについてお話しします。

三位一体プロジェクト

阪神ラス工業はビルや住宅建築のラス工事を本業とする会社です。それに対してこの檜竹工房は、注文住宅を設計段階から作るプロジェクトです。それを実現するためには、私たちと同じ思いを描いてくれる設計士と、それを実際の形にしてくれる大工さんが必要です。 幸いにも、数ある設計事務所や大工さんの中から、私たちと同じ思いを持つ人たちと出会うことができ、三社がそれぞれの役割を果たすことで、理想とする住宅をご提供するための三位一体プロジェクト「檜竹工房」が誕生しました。 設計士、大工さん、共に最高のパートナーに恵まれ、妥協のない理想的な注文住宅をご提供しています。

図:三位一体プロジェクト

良いものには、コストをかけるだけの価値があります

img不動産業界には、「不動産に掘り出し物なし」という言葉があります。つまり、全ての物件につけられている価格は妥当なもので、その内容は価格に見合ったものであるという意味です。住宅建築にもこれと同じことが言えます。 檜竹工房の住宅は、決して安いものではないかも知れません。本当に良いものには、それに見合ったコストがかかるからです。それは当然のことですが、逆に考えると良いものにはコストをかけるだけの価値もあります。ほとんどの方にとって、住宅とは人生最大の買い物です。そんな一世一代の買い物だからこそ、品質に妥協することなく良いものを。これは檜竹工房が最も大切にしているポリシーです。

温故知新という価値観

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故き(ふるき)を温め、新しきを知る。これを四字熟語にすると温故知新となります。檜竹工房にとっての「温故」とは、日本に古くからある伝統的な素材や工法、そして職人の技術です。そして「知新」とは、日本の古き良き建築文化を現代風にアレンジし、環境に配慮した住宅を提供することです。

温故知新

最近では住宅建築のコストを少しでも下げるために、工場で生産された住宅のパーツを現地で組み立てるという工法が一般的になっています。そのために伝統的な住宅建築の存在感が薄れつつあるような感もありますが、ここで考えてみてください。 お寺や神社、古民家などは建ててから100年以上も経っているのに、建物は大きな損傷もなくしっかりと建ち続けています。では、現在ある多くの住宅が100年後に同じ姿で建っていられるかと言うと、おそらくほとんどの方がそうは思わないでしょう。その差はいったい何なのでしょうか。

100年以上も経過している建物というのは、逆に考えると100年以上前に建築されているわけです。現在のような工法はまだなく、自然にある素材を使って伝統的な工法で建てられた建物しかありません。今や住宅は工業製品として生産されていると言っても過言ではありませんが、工業製品と建物というのは本来まるで別物なのです。檜竹工房の家は、工業製品ではありません。木を見る目があるプロの大工さんが、自らの手でカンナを当てた木材で家を建てます。日本の伝統的な工法ですので、建物の仕上がりや強度はまるで違います。

古いものの中には時代に関係なく良いものがたくさんあります。例えば、長らくその場所に建っていたご自宅を建て替える時に、それまで建っていた家に使われている柱や梁が大変良いものだったとします。「長い年月にわたって家を支えてきた柱を、思い出として新しい家の一部に使いたい」、お客様の中にはこのようなご要望をお持ちの方がいらっしゃいます。まさに温故の精神ですが、強度の問題で構造材として使えないこともあります。その場合には構造部分に支障のないインテリアとして使用することをご提案します。使えない柱は捨てればゴミですが、新しい技術や工夫によって再び家の一部になるのです。

また、木にこだわった檜竹工房の家は、上質の木材を古くから日本にある在来工法で丁寧に仕上げられています。木は生き物ですから、中には室内の悪臭を吸収して木の香りを排出する効果を持つものもあります。まさに家が呼吸しているわけで、家そのものに宿る生命力を肌で感じていただくことができます。その生命は、何十年先であってもお客様とともに変わらず生き続けます。 一方で、これからの家づくりに役立つ新しい技術が続々と開発されています。例えば、地中に打ち込んだ杭を利用した熱交換システムは、光熱費の削減だけでなく資源保護やCO2排出削減という性能を発揮してくれます。同様に太陽光を利用した温水供給や、雨水の再利用などは、災害時にインフラが寸断された状況下で生活を維持するのに役立ってくれます。

古くからある良いものを、現代の技術を活かしてカタチにする。そして、新しく生まれた技術の中から、良いものを積極的に採り入れる。これが、檜竹工房の考える温故知新です。

安心して住める住宅とは

住宅とは、住む人の生命と財産を守るために欠かせないものです。そのため、住宅販売の広告には「安心して住める家」という文言をよく見かけます。住宅の購入を検討している人にとって、安心できる家というのはそれだけ重要な要素だからでしょう。それでは、安心して住める家というのはどのような家なのでしょうか?

地震に強い家、シロアリに強い家、長持ちする家…。どれも確かに重要なことなのですが、それらを実現するために何かをしているかというと、実はどれも具体的ではないかも知れません。なぜなら、それらを全て実現するには多大なコストがかかるからです。

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以前ではあまり問題視されていませんでしたが、最近ではシックハウス症候群が大きな問題となっています。これはなぜかと言いますと、住宅建築時に使用する接着剤などがアレルギー体質の人に悪い影響を及ぼすからです。檜竹工房が採用している伝統工法では主に天然の素材が使用されています。また、集成材と言って複数の小さな木材を組み合わせて1本の木としている素材がありますが、これも木材を接着するのに化学物質が使用されているため、アレルギーの原因になります。檜竹工房では集成材を一切使用せず、無垢材と呼ばれる一本物の山の木を使用しておりますので、シックハウスの不安を感じることなく、安心して生活していただくことができます。

良い木材と優れた伝統工法で建築された家は、高い耐震性能を持っています。古くから多くの地震にさらされてきた日本で培われた建築技術は、まさに先人の知恵なのです。また、これは意外に知られていないのですが、木の中心にある芯は非常に硬く、シロアリなどの害虫に対しても強い防虫効果があります。この芯の強さは、テレビのニュース映像でも垣間見ることができます。例えば、火災によって焼けてしまった建物の構造部分が細い炭になっているものの、倒壊せずに残っていたりします。これは良質な木材の芯が非常に強いお蔭で、倒壊を免れているのです。

シックハウス、地震、防虫、そして100年後にも安心の耐久性能。これらが揃っている家こそが私たちの考える「安心して住める家」、そして「自然にやさしい家」なのです。

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